ブログ一覧 > 海外で活躍する日本人インタビュー > 増田さん皆さんこんにちは、きょんです。
多くの方が海外で生活したい!働きたい!と考えたことがあるのではないでしょうか。 でも、知らないことが多くて不安がいっぱいで、最初の一歩を踏み出せない方も少なくないと思います。 この企画はそんな方を後押しするための企画となっているはずです! 皆様、是非ご一読を!! 今回は、台湾でPapago Study Village【趴趴走遊學村】という台湾人向けの留学サポート会社を設立された、増田さんにインタビューをさせて頂きました。 ご自信で何度も海外を訪れ、現在台湾で活動されている国際感豊かな増田さんから、一昔前と今の台湾の違いなども含めて、海外での生活情報、実際に感じた文化等を教えていただきました! 少しでも皆様の不安を解消できれば幸いです。 台湾に住み始めて11年が経ちます。
きっかけは、大学時代に旅行で台湾に初めて来たところまで遡ります。 もともと海外が好きで、大学時代には春夏休みを利用してマイナーな国(当時日本人の留学先としてはあまりメジャーではない国:コスタリカ、タイ、韓国等)へ短期で語学留学に行っていました。 台湾へは、1週間の休みを利用して旅行で訪れたのですが、初対面で言葉もできない私に、台湾に人たちはいろいろ世話を焼いてくれて、それがとてもうれしくもあり、また不思議にも感じました。 そんな台湾人の人情に引かれ、台湾に興味を持つようになりました。 日本の大学を卒業後、台湾大学の大学院に進むことを決め、台湾生活が始まりました。 そして、もっと多くの方に海外を知ってもらう機会作りたく、大学院在学中に留学サポートの会社立ち上げを決意しました。 最初は台湾で、日本人が提供するビジネスが受け入れてもらえるか不安でした。
でも実際はその心配ははじめてすぐに吹き飛びました。 台湾人はものすごく我々日本人に対してフレンドリーで、日本人が台湾でビジネスをすることは、デメリットよりメリットの方が多いと感じました。 日本と台湾の歴史的なつながりは深く、日本統治時代から、日本人の先輩が積み上げてきた信頼が蓄積されていて、現代に至っているということを実感し、先輩方に深く感謝しました。 台湾(外国)でビジネスをしていると、制度や規則などが公私を通して日本よりも、適当(悪く言うと「ゆるい」)と感じるところがあります。
フレキシブルで、ストレスがあまり溜まらない生活を送ることができるのですが、慣れすぎてしまうと、それがスタンダードになってしまい流されてしまうことに不安を感じます。 そのため、最近は相手国に文化・習慣に合わせることは大切だと認識したうえで、それが標準と思わないようにし、自分は1本芯をもって、日々の生活を送るように心がけています。それを常に念頭に置いておかないと、特に国際的な企業とビジネスをする上で不利に働いてしまう可能性も大いにあるでしょう。 現状台湾人向けのサービスが多いですが、近い将来日本でのビジネスも考えています。台湾から完全に環境を移すのではなく、ビジネスをする上での拠点を日本に作る感じで考えています。
これだけ台湾に長くいると、台湾は第二の故郷だと思っていますし、完全に離れるのは難しいですね。 いづれにしても近い将来日本と台湾両国に拠点を作り、双方の発展に貢献できるような仕事をもっとしていきたいと思います。 環境としては、台湾の生活はストレスがあまり溜まらないですね。
ストレスは、もちろんありますが、日本で会社勤めをしている友人から話を聞いていると私のストレスはストレスと言ってはいけない程度のものの気がします。 台湾はストレス発散にも向いています。サイクリングロードが整備されていますし、マラソンができるような公園も多いです。運動でストレス発散するにはもってこいですね。 また、友人に悩みを打ち明けるときも、台湾人の人柄でしょうか、何でも相談できます。 人それぞれかもしれませんが、日本人の方より台湾人の方のほうが、ストレスを溜めない方法を良く知っていますね。 ストレスの発散方法が学べます。笑 もともと海外に出ることに抵抗がなかったので、私は来れたと思います。
実際に大学を卒業してから、台湾に来ていますので。 ただ、もう一度過去に戻れるのならば、日本で一定期間仕事をしてから来てもよかったかなとは考えています。 やはり日本人としてビジネスをする上では、一度日本の会社で企業文化を学ぶのも大きな意義があると思います。 私は大学を卒業してすぐに海外に行きましたが、人生は長いのでまずは日本で社会人としての基礎を学んでからでも遅くないと思います。 海外を見ることは重要だと思いますが、(旅行、留学、仕事など、理由はなんでもいいと思います。)その後、やりたいことを選択して、自由にすればいいと思っています。 ただし絶対に海外に行かないとダメという考えはなく、国内にとどまり、やりたいことをしっかりやっていくのも素晴らしい選択だと思います。 正解、不正解はないので、自分が何をやりたいかをちゃんと考えて行動すればそれが一番ですね。 台湾では今年民進党の蔡英文が政権をとり、積極的に海外に留学生を派遣していく方向性になっています。
また日本では2年後の東京オリンピックに向けて、優秀な海外人材の養成が不可欠です。そういったマクロ的な側面から見ても、我々のビジネスには大きな追い風になると思いますので、少し大きな投資をして、会社をもう一段階先のステップへ進ませることができればと考えています。 実際にもう動き始めてもいますので、またこのようなインタビューの機会があれば、その時に成果を報告できればうれしいです。 先ほどと少し繰り返しになりますが、私は必ずしも絶対に海外に行くべきだとは言いません。
海外に行けば得られるものはもちろんありますが、注意をしなければ、失うものもたくさんあります。 もし海外に行くのであれば、それを常に頭に入れて、生活をすることをお勧めします。冒頭でもふれたとおりに、私は台湾にきて、我々の先輩が残してくれた日本人に対する信頼というものを深く感じました。 今度は我々の世代がそれを後世につなげていかなければなりません。『郷に入れば郷に従え』ですが、従うのであり、流されるのではないことを意識しなければならないと思います。 今回、台湾生活の長い増田さんに、インタビューをさせて頂き、
日頃の生活から、ビジネスまでいろいろなお話を伺いました。 将来や、周りを見据えたビジネスの重要さが伝わってきました。 狭い世界に慣れて、井の中の蛙にならないようにしないといけませんね。 今後も多くの海外生活スペシャリストにインタビュー・発信していきたいと思います。 |
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