第3回目内定者インタビューです。
前回は強い思いで日本就職のチケットを勝ち取った林さんをインタビューしました。 今回、見事日本就職を成功させた方のお名前も林さんです。 台湾には林さんがたくさんいますね。 日本就職をお考えになっている方、是非ともご参考頂ければ幸いです。 林さんは大同大学情報工学部のご出身です。大学ではプログラミング全般に関して研究されました。大学卒業後は東海大学で自費での半年間の語学留学をされました。
プログラミングは基本何でもできるとのことでした。すべてのことに対して向上心があり、努力家です。(インタビュー時もその真面目さが伝わってきました。)純粋な理系の林さんはどのように日本語と出会い、どのように日本語を学び、現在に至ったのでしょうか。 日本語との初めての出会いは小さい時たくさん遊んだ日本のテレビゲームだそうです。もともと日本の文化・歴史が好きだったそうで、特に歴史でも戦国時代・幕府時代が好きで、戦国時代をモチーフにされてあるゲームを好んでされたそうです。
そんなある日、たまたま購入したゲームが日本語版だったそうです。 その時は雰囲気のみでゲームをされていたそうですが、大学に入ってから、内容が分かればもっと楽しいんではないかと思い始め、本格的に日本語の勉強を始められました。 大学の選択授業で日本語を履修されたそうですが、それ以外、留学に行くまで独学だったそうで、自身で参考書を購入したり、、インターネットで生放送を聞いたりして勉強されました。 努力家な林さんはほとんど独学で、大学の4年時にN1を取得されました。N1取得は独学では並大抵の努力ではなかなかできかねませんので、本当に素晴らしいと思いながら、インタビューをしていました。 小さい時からずっと日本の生活に憧れがあった林さん、大学卒業後、1年間台湾で働き貯金をして、半年間の留学を決めました。日本の生活を果たすことができましたが、半年間の留学は想像以上にあまりにも短いものでした。留学中、日本語の勉強だけでは物足りなくなった、林さん。
長く居続けるために日本就職を決断されました。その後日本・中国で仕事をされ、現在のまた日本で再就職が決まりました。 なぜ日本だったのでしょうか。 Q1:以前はどのような仕事をされていましたか。退職の理由はなんですか。
A1:この2年間はずっと海外にいました。 初めは日本で10か月ほどITのPHPプログラマーをしていました。その後中国の上海、昆山で4ヶ月ほど半導体に関して仕事していました。 留学時の保証人が働いていた企業でIT関係の仕事を手伝いから始まりましたが、その企業の主な業種は物流関係でしたので、IT系の仕事が少なかったです。もともと私はIT系の仕事を希望していましたので、退職しました。 中国の方は生活環境が悪すぎて、体調を悪くして、帰国しました。 Q2:AHRはどのように知りましたか。 A2:日本に住んでいる日本の友人に教えて頂きました。 Q3:AHR以外にも就活でご使用になったものはございますか。 A3:日本の求人サイトを使用しました。 このサイトも日本の友人に教えていただきました。 そこで、10社ほど紹介して頂き、1社内定を頂きました。 9社はVISA発行不可のため、内定を頂けませんでした。 Q4 今の会社を選ばれた理由はなんですか。 A5:今の会社は正社員で且つ、もともとやりたかった業務内容でした。 日本の求人サイトで紹介していただいたものは、契約社員でテストエンジニアでしたので、今の会社を選びました。 Q6:現在の業務内容を教えてください。 A6:PHPのエンジニアとして、会社でプログラミングを開発しています。 現在はまだ入社したばかりですので、業務の流れであったり、どのようなものを作成しているのかを学んでいます。 台湾支社にいる社員はほとんど営業の方なので、就労ビザを発行されるまでは台湾支社で、業務の流れを教わるつもりです。 日本研修の時、韓国人の方に、専門業務を教えて頂く予定です。 Q7:台湾と日本では文化が違うと思うのですが、ストレスとかは感じませんか。 A7:ほとんど感じませんが、日本人は仕事終わりにお酒を飲みに行きますが、その時ストレスを感じます。 あまりお酒は飲めませんので。ですが上司との付き合いは大切と思いますので仕方ないと思います。 Q8:台湾企業と日系企業の違いは何だと思いますか。 A8:台湾人はあまり上下関係は気にしていませんが日本時にとって重要かつそれが自然なことです。他には朝礼をする時、日系企業では現在ある問題をどのように解決するかを考え発表しますが、台湾企業の場合、ただ現在このような問題がありますと、話すだけです。解決の方法は話しません。 Q9:林さんは台湾企業と日系企業、どちらで働きたいですか。 A9:日系企業で働きたいです。私は仕事を中途半端ではなく、きっちりこなしたいので、ちゃんと社内でコミュニケーションをとることができ、現在の問題点がはっきりとわかった方が良いと思います。 その方が時間に無駄がなくなり、本来無駄な残業が減ると思います。 たとえ残業をするとしても、その場合無駄な残業ではないと思います。 私が企業に求めることはどんどん新しい技術を追求することです。 つまり、そういった問題をいち早く解決し、次に進むことが重要だと思います。 Q10:今回の就職活動中不安になったことはありますか。 A10:ありません。緊張もしませんでしたが、初めての日本企業の面接はものすごく不安で緊張しました。 独学でしたので、自分の日本語は通じるかどうかが心配でした。実際通じましたので、安心しました。 ですから今回の面接は安心して受けることができました。 Q11:今回の就職活動中不安になった時、乗り越える糧となったものはありますか。 A11:自分より絶対日本語がうまくない方がいるはずだと心の中で言い聞かせました。 実際入社した時、いらっしゃったので。 入社後は自分よりうまく話す方を目標にしています。 現在も日本人の日本語を目標にして勉強しています。 Q12:就活時に企業情報等は調べられましたか。 A12:もちろん調べました。インターネットで企業のホームページを閲覧したり、PTTを見たりして、企業研究をしました。 Q13:今後の予定を教えてください。 A13:3月までは台湾支社で働いて、4月から日本の東京本社で働く予定です。 今後の目標として、エンジニアとしてのスキルはもちろんのこと、日本語のスキルを伸ばしたいと考えています。 Q14:最後に今後日本で就職したい方へ一言。 A14:まずは経験を積んでから、日系企業の面接を受けて欲しいです。 その方がとても有利になると思います。 もし、卒業したばかりで、経験がない方は、学生時代に取り組んだ作品等を必ず面接官に見せてください。 あるとないとでは向こうの印象は大分違うと思います。 あとはやる気の問題です。やりたい気持ちがあれば何でもできると思いますので、是非皆さん、夢を叶えてください。 ありがとうございます。 |
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