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前回はエントリーシートの書き方についてご紹介しました。

みなさんご覧になられましたか？
え？まだ見てないという方は、
後程、ご覧になってください。
 みなさんは履歴書を書かれたことはありますか？ 

実は日本と台湾では履歴書の書き方、書く内容が異なる部分があります。
 日本の履歴書には一般的な書式がありますが、台湾にはありません。 
台湾の方はみな、履歴書を自作します。 履歴書も個性の一つなのです。ここでは両国の書き方の違いを紹介します。  

日本では手書きの履歴書が一般的です。コンピュータで作成したものを使用すると、企業側に手抜きと思われてしまう可能性があります。できるだけ手書きで作成したものが良いでしょう。何社も同じ内容を書くからといって、手書きの履歴書の複写を使用するのは絶対やめましょう。論外です。 但し、応募要項に「形式自由」などの明記があれば、コンピュータで作成したものでも構わないでしょう。  

日本の履歴書には重要なルールがあります。ここではそのルールを６つ紹介します。 
 
①必ず自分で書く 
書くのが面倒だからといって、親や友達に手伝ってもらうことはやめましょう。あなたの将来に関わってくることです。自力で書きましょう。 

②本当のことを書く 
嘘は禁物です。わかっていると思いますが、嘘の事柄を書いて、入社できたとしても、のちにそのことが発覚した場合、会社をクビになりかねません。また、あなたの信用を失うことになりかねません。 

③綺麗な字で丁寧に楷書で書く 
氏名も志望動機も必ず楷書で丁寧に書きましょう。相手に読んでもらうことが第一前提です。字の上手い下手が問題ではありません！できるだけ丁寧に書くことが大切です。

④ボールペン、万年筆で書く 
黒または青色のボールペン、万年筆で書くようにしましょう。鉛筆やシャープペンシルは使用不可です。（企業保管する場合、内容の修正ができてしまったり、時間が経つと消えて読みづらくなりますね）字の太さも読みやすいように、太すぎたり細すぎたりしないように気を付けましょう。 最近では就職活動専用のボールペンが文房具店などで販売されています。そちらを使うのが無難でしょう。

⑤修正しない
間違えたら書き直しです。二重線を引いて修正するのはもちろんのこと、修正液や修正テープを使用することは絶対にやめましょう。 気を付けてゆっくり丁寧に書くことを心掛けましょう。  

⑥空欄を作らない
空欄があれば、書き忘れと思われるかもしれないので、記載する内容がない場合は「特になし」などと書きましょう。

①氏名 
氏名は大きく中央に、苗字と名前との間は一文字開けましょう。「ふりがな」なら平仮名、「フリガナ」なら片仮名で、読み仮名を書きましょう。 捺印は名前の右側にいくらか離して、曲がったり、かすれたりしないように押しましょう。もちろん失敗すると書き直しですので、書く前に捺印しましょう。シャチハタは禁物です。 

②生年月日 
年は西暦ではなく、年号で書きましょう。 

③現住所 
マンション名やアパート名がある場合、省略せずに書きましょう。

④学歴、職歴
学歴と職歴は分けて書きましょう。この時も年は年号を使用しましょう。学校名は省略せずに正式名称で書きましょう。但し、海外の大学などを卒業している場合は無理に日本語に直さなくても構いません。 職歴がない場合は「なし」と書きましょう。職歴まで書き終わったら、最後に「以上」と書きましょう。  

⑤研究課題または興味がある科目 
その科目に取り組んだ動機や目的、またどのように取り組みどのような結果を得ることができたなどを具体的に分かりやすく書きましょう。  

⑥学業以外に力を注いだこと 
具体的なエピソードを盛り込んで、結果として何を得たか、そして得たものを今後どのように活かしていくかを書きましょう。  

⑦免許・資格 
省略せずに正式名で書きましょう。  

⑧証明写真
スーツを着用して、正面上半身のものを使用しましょう。撮影時には、できる限り自然の笑顔（但し口は開いていない状態）で写るようにしましょう。前髪は眉に掛からないように、事前に髪を切っておきましょう。  

⑨志望動機 
志望動機を書く際に重要な４つのポイントを紹介します。  

(1)　その会社をなぜ志望するのか。（なぜその会社でないといけないのか。）
(2)　その業種をなぜ希望するのか。 
(3)　その会社で何をしたいのか。 
(4)　その会社であなたに何ができるのか。  

どの企業、個人にも当てはまるような曖昧な表現は避けて、できるだけ細かく、具体的に書くようにしましょう。拝借した言葉（形式的な言葉）に囚われず、あなたの考えをあなたの言葉で伝えることが大切です。  

注意すべき点はたくさんあるかと思いますが、あなたの将来が掛かっていますので、頑張りましょう。
次回は最終章、台湾の履歴書について紹介します。是非お忘れなくみてくださいね。

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